淋病の治療方法とは | 教えて!淋病の治療方法~男性編

淋病の治療方法とは

性行為などがきっかけで感染する性病ですが、この中にもいくつかの病気があります。
その中の1つになり患者数が多い主要な病気となるのが淋病です。
もしこれになったら治療方法はどうしたらいいのでしょうか?

▼ 目次

淋病治療の前の検査を

病気になった以上はすぐにでも治療したいことも多いでしょうが、治療に入る前にまずは検査を行うのが基本です。
淋病になったときに出る症状などもあるのですが、それらだけで淋病だとすぐに判断できるわけではありません。
これは病院に行ったときでも同じです。
淋病と非常によく似た症状を持つ病気がほかにもあるため、たとえ自覚症状があったとしてもそれだけで淋病だと断定できるわけではないのです。
そのためまずは専用の検査を受け淋病かどうか調べてみましょう。
新宿で性病検査を受けられる病院

この検査はどんなものかというと、それほど難しい検査にはなりません。
人間ドッグのような手間のかかる検査ではなく、検査に必要な採取物を提出するだけの簡単な検査です。
費用は多少かかりますが手間はそれほどかかりません。
検査を受けるだけなら5分程度ですぐに手続きは済むことが多いです。
提出した自分の採取物を調べてもらうときには少し時間がかかりますが、このときは待っているだけでOKです。
病院や検査施設などでずっと待っている必要はなく、淋病の検査の手続きが終われば帰宅し、あとは普段通りに生活できます。
結果については指定された日にまた聞きにいったり、所定の方法で確認できたりします。
これで自分が淋病かどうかが客観的にわかるのです。

淋病の治療とは

これで淋病だと正式に判明したら治療開始となります。
性病の治療方法とはあまり想像がつかないかもしれませんが、専用の薬があるためそれを使うのです。
場合によっては飲み薬を飲むだけとなることもありますね。
その薬は淋病に効果のある薬で、一般的な風邪薬などとは違います。
病院での処方以外ではほとんど手に入らないものですから、薬を使うだけの簡単な治療ですが基本的に病院で受ける治療となります。
用法・用量を守ってきちんと飲めばそれだけで淋病が治ることもありますから、病院で出された薬をまずはきちんと飲んでください。

この飲み薬で淋病が治ればそれで治療は完了ですが、最近は別の治療方法が使われることもありますからそちらもご紹介しておきましょう。
その治療法とはまず点滴になります。
抗生物質の点滴になり、こちらも淋病の治療に有効なのですが、先ほどの飲み薬とは違って点滴として使用されます。
これで淋病が治ることがあるのです。
このほかには注射という方法もあります。
こちらも淋病に効果のある薬を注射することで淋病を治療する方法です。
これで治ることも多いですね。

よく行われる淋病の治療方法はこのようになります。
この中でどの方法で治療することになるのでしょうか?
これは症状や医師や病院の方針によって変わります。
最初は飲み薬の処方となり、それで治らなかった場合はもう一度飲み薬を処方するか、もしくはここで点滴や注射を使うといった病院もあります。
これに対して最初から点滴や注射をおすすめするといった病院もあるのです。
より効果が高いのは点滴や注射だと言われており、飲み薬では治らなかった淋病も点滴や注射で治ることがあります。
確実な方法で短期間での完治を目指す方針の病院だと最初からこれを勧められる場合もありますね。

医師の指導を受けよう

いずれにせよ自分のケースでどのような治療方法になるかは医師から指導されますから、それにしたがって治療をしてください。
飲み薬や点滴、注射などの中で治療方法に希望がある場合は医師に相談してください。
必ず希望に沿えるとは限りませんが、可能な範囲で希望に沿った治療方法を指導してもらえます。

このように淋病は専門の病院にかかることで治療可能な病気です。
治療方法も手術など負担の重い方法ではありませんから、淋病になったときは専門の病院を受診して治療を受けるといいでしょう。

淋病の耐性菌が増えている

なお、淋病について耐性菌が増えているという話を聞いた方もおられるかもしれません。
耐性菌とは薬に耐性を持つ菌のことで、これまで有効とされていた薬がその菌には効かないのです。
淋病でこのような耐性菌は確かに増えており、非常に治りにくい症例もないわけではありませんが、すべての淋病でそのような状況になっているわけではありません。
病院で受けられる治療を通して治せる事例もたくさんあります。
そしてその治療を通してこのような耐性を淋菌が持たないように、現在では確実に菌を除去できる薬を1度だけ使うといった方法が取られることもあります。
ひとまず現在でも淋病の治療はできますから、淋病になったと判明したときや、このような性病になったかもしれないと思うときは遠慮なく病院で治療を受けてください。

治療にかかる日数ですが、感染部位が性器の場合は1〜2週間ほどが目安となります。
感染部位が喉となる場合は性器の場合よりも治療期間が長期となりがちで、性器での淋病に比べて2倍近い治療日数が必要になる場合もよくあります。
正しい治療方法を用いればこれくらいの日数で淋病の治療はできますから、必要に応じて利用してください。

新着情報

淋菌とは

淋菌とは

淋病とは何か、そしてその検査方法や治療方法は何かを知るには、淋菌がポイントになります。

淋菌とはなにかというと、淋病の原因になる細菌のことです。

つまりこの病気は細菌感染症の一つになり、淋菌に感染することで淋病になります。

性器に感染したとき男性なら尿道が患部になります。

そのほか喉、目、直腸なども感染部位になりますから、男性器さえ守れば感染しないわけではありません。

粘膜部分同士が接触したときには感染力が高く、相手にうつることも多いのですが、それ以外の方法でうつることはほとんどありません。

そういう意味ではあまり感染力の高くない細菌です。

淋菌の感染を防ぐには先にご紹介した部位同士の接触を避けるほか、指でそれら感染部位やそこの体液に触れるのも避けた方が安心です。

それができれば日常で感染する機会はそれほど多くありません。

ただ、淋菌は目に見えないうえに、感染しても症状がほとんど出ない場合があります。

女性の性器淋病、男女の咽頭淋病などがそうで、感染者にその自覚がなく、知らずに性的な行為に及んで感染を広げることもあります。

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スーパー淋病について

スーパー淋病とは

淋病について調べているときにスーパー淋病という名前を見たことがあるかもしれません。

これは淋病の予防や治療に取り組むうえでもぜひ知っておきたい淋病になりますからご紹介しましょう。

まずスーパー淋病とは、これまで有効とされていた抗生物質が効かない淋病のことです。

イギリスですでに感染例があります。

有効なはずの治療法が効かないため簡単には治らない病気になっています。

性病も含めて、現代では病気は治って当たり前だと思えるかもしれませんが、実際には治療方法が見つかったのはごく最近の話で、それまでは一度感染するともう治らないことも珍しくありませんでした。

スーパー淋病は現代人にとってそのような不治の病の再来のように感じられでしょう。

まだ少ない事例とはいえ、このようなスーパー淋病も登場しつつありますから、できるだけ淋病に感染しないように注意が必要です。

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淋菌感染症の原因とは。

淋菌感染症の原因

淋菌感染症は細菌感染の一つとなり、どこかで原因となる細菌に感染しています。

その原因は主に性的接触です。

性病が性行為でうつるのは有名ですよね。

最近はそれ以外にもオーラルセックス、ディープキス、アナルセックスなどでうつる例もあります。

喉や直腸も淋菌感染症の患部になりえる部位です。

すでに感染している方となんらかの性的接触があると、男性の性器や喉などが感染し、淋菌感染症となります。

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淋菌感染症患者の推移のグラフ

淋菌感染症患者の推移のグラフ

男性の淋菌感染症患者の推移をグラフにしたものがありますが、これを見ると近年の患者数は減っているのがわかります。

特に患者数が多かったのが平成13年や14年となり、このころの男性の患者数は年間1.7万人を超えていました。

これをピークにあとは緩やかに患者数が下がっていき、平成27年以降は年間7000人を下回るようになっています。

このような推移のグラフを見ると、昔の方が男性の淋菌患者数が多く、近年は減っているのがよくわかるでしょう。

それだけ淋菌感染症の流行が減っていることになり、良い傾向にはなります。

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淋菌感染症の合併症について

淋菌感染症の合併症

淋菌感染症になると合併症として前立腺炎や精巣上体炎が起こる可能性があります。
いずれも細菌感染が原因となって起こる病気で、淋菌感染症による尿道炎の治療が遅れると起こる可能性が高まります。
尿道から細菌感染が拡大していき、前立腺や精巣上体に到達する場合があるためです。
尿道炎は発熱などはしない場合が多く、排尿時の痛みや違和感、尿道からの膿といった症状で、日常生活はなんとか送れることもあるでしょう。
だからといって病院の受診が遅れたり、自然治癒すると思って様子を見ていたりすると感染部位が拡大していき、合併症が起きる可能性があります。

前立腺炎の症状は頻尿、残尿感、寒気、発熱、前立腺周囲の痛みといったものです。
精巣上体炎の症状は陰嚢の痛み、赤み、腫れなどのほか、発熱、足の付け根や下腹部の痛み、発熱といったものです。
いずれも淋菌感染症による尿道炎よりも負担になりやすい症状となるでしょう。
淋病を放置すると感染部位の拡大によりこのような合併症が起きる可能性がありますから十分に注意必要です。
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