淋菌感染症の合併症について | 教えて!淋病の治療方法~男性編

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淋菌感染症の合併症について

淋菌感染症の合併症

淋菌感染症になると合併症として前立腺炎や精巣上体炎が起こる可能性があります。
いずれも細菌感染が原因となって起こる病気で、淋菌感染症による尿道炎の治療が遅れると起こる可能性が高まります。
尿道から細菌感染が拡大していき、前立腺や精巣上体に到達する場合があるためです。
尿道炎は発熱などはしない場合が多く、排尿時の痛みや違和感、尿道からの膿といった症状で、日常生活はなんとか送れることもあるでしょう。
だからといって病院の受診が遅れたり、自然治癒すると思って様子を見ていたりすると感染部位が拡大していき、合併症が起きる可能性があります。

前立腺炎の症状は頻尿、残尿感、寒気、発熱、前立腺周囲の痛みといったものです。
精巣上体炎の症状は陰嚢の痛み、赤み、腫れなどのほか、発熱、足の付け根や下腹部の痛み、発熱といったものです。
いずれも淋菌感染症による尿道炎よりも負担になりやすい症状となるでしょう。
淋病を放置すると感染部位の拡大によりこのような合併症が起きる可能性がありますから十分に注意必要です。

早期治療のために検査を受けよう

合併症が起きてからよりも起きる前の段階で治療をした方が、負担が軽くなります。
そのためにも尿道炎の症状が出たり、性行為等の接触があった相手に淋病が発覚したりしたら早く検査を受けるのがおすすめです。
この検査は病院で受けられますし、市販の検査キットもあります。
病院で受けるときは泌尿器科や性病科を受診するといいでしょう。
病院で検査を受ける場合、すでに排尿時の痛み、尿道からの膿といった症状があれば保険適用で検査を受けられます。
検査費用の負担も軽くなりますから、すでに症状がある方は病院で受けるのもおすすめです。
男性の性器淋病の検査は尿検査になることが多く、検査を受けるための負担も軽めです。
それで淋菌感染症になっているかどうかを調べられます。

検査の注意点

淋菌感染症を調べる男性の検査は尿検査が多いとご紹介しましたが、これでうまく検査するためには、最後に尿をしてから2時間以上が経過していることが必要になる場合があります。
ちょうど尿をした直後の受診になり、とにかく尿を出せばいいと、水を飲んですぐに出した尿ではうまく検査ができない場合があります。
最後の尿から2時間が経過してから検査を受けられるように、少し注意しておいてください。
市販の検査キットを使う場合は自分で説明書をよく読む必要があります。
わからないことは問い合わせをしてから検査するようにしてください。
このように早期に検査を行い、陽性の場合はきちんと治療を受ければ合併症も起きにくくなるでしょう。