スーパー淋病について
スーパー淋病とは
淋病について調べているときにスーパー淋病という名前を見たことがあるかもしれません。
これは淋病の予防や治療に取り組むうえでもぜひ知っておきたい淋病になりますからご紹介しましょう。
まずスーパー淋病とは、これまで有効とされていた抗生物質が効かない淋病のことです。
イギリスですでに感染例があります。
有効なはずの治療法が効かないため簡単には治らない病気になっています。
性病も含めて、現代では病気は治って当たり前だと思えるかもしれませんが、実際には治療方法が見つかったのはごく最近の話で、それまでは一度感染するともう治らないことも珍しくありませんでした。
スーパー淋病は現代人にとってそのような不治の病の再来のように感じられでしょう。
まだ少ない事例とはいえ、このようなスーパー淋病も登場しつつありますから、できるだけ淋病に感染しないように注意が必要です。
スーパー淋病ってもう広まっているの?
日本国内でこのスーパー淋病はもう広まっているのか不安になるかもしれませんが、まだ蔓延はしていません。
日常的に感染する機会の多い淋病はこれまで通りの治療が通用する場合が多いですから、症状が出ておかしいと思ったり、検査を受けて陽性となったりしたらまず性病を診られる病院を受診してください。
適切な治療をきちんと受ければ十分に治ることが多いです。
ちなみに検査を受けてスーパー淋病かどうかはまだわかりません。
これでわかるのは淋病の感染の有無だけです。
治療を受けて治らなければスーパー淋病の可能性もありますが、先にもご紹介した通り、日本国内ではまだほとんど広まっていませんから、落ち着いて治療をきちんと受けるようにしてください。
治療を受けるときの注意点
治療を受けているときは医師の指示にしたがい、できるだけ必要最小限の期間で病気を治し切れるように努力してください。
スーパー淋病がなぜ生まれるのかというと、抗生物質を使うことにより、菌が耐性をつけるからだといわれています。
これを耐性菌といい、淋病に限らずさまざまな細菌で耐性菌が生まれる恐れが指摘されています。
途中で通院や薬をやめるなど、中途半端に抗生物質を使ってしまうと、体の中にいる淋菌が耐性をつける恐れがあるのです。
そうならないように医師も必要最小限の治療でしっかり治し切れるように薬を使用してくれますから、途中で薬や通院をやめず、しっかり治し切れるように努力してください。
医師から完治と言われたらそこで治療終了となります。